それにしても。

本当に、香川さんの予想通りとは…。



今日もまた、私は香川さんに連れられて病院に来ていた。

そして、ついに私はADHDだと診断されることに。

香川さんは心配そうに

「ごめん…今更だけど、知らないままの方がよかったか?」

そう言ってくれたけれど、私は静かに首を横に振り

「いいえ。本音を言うと…おかしいかもしれませんけどね、ホッとしたんです。これまでいつも、なんで、どうして出来ないの!?と自分を責め続けて来ましたけど、障害があったなら、障害のせい…とまでは言わなくても、私の努力が足りないだけではなかったんだなって、気が楽になりましたよ!」