そんな他愛ないやり取りをしているいるうちに、日が暮れてきた。

水平線に日が沈むのを見届けてから帰ろう、と香川さんが言うので、二人で沈みゆく夕日を眺め、辺りが暗くなると

「じゃあ、行こうか」

そう促され、私たちは車に戻った。

帰り道でも、相変わらず他愛ないことを話していたが、

「高松さんこそ、どうなんだよ?」