私のツッコミに同席してたお姉さんが同情そうに言った。

「もう!お姉さん怒ったじゃない!ところでお姉さんのおっぱい触らせて」

「いや、あんたもかよっ!」

私のツッコミにお客さん二人は笑った。

「ところでお姉さん私達の関係何に見える?」

女性が突然質問してきた。

「え?関係は……彼氏さんと彼女さんじゃないんですか?」

「ぶっぶー!!」

女性は意地悪そうに答えた。

「正解は、きょうだいです!」

「あ!そうなんですね!お姉さんと弟さんですか?」

「そうそう!似てないでしょ?」

確かに、きょうだいと言われてもお二人の顔は似ていないのでわからなかった。

「あとさ、前にお姉さんがXYZを出して喜んでた女性覚えてる?」

「はい!ご主人と2人で来られてご主人はホワイトレディを出した事も覚えてます」

私は足をバタバタさせ喜んでいた女性の顔が脳裏に浮かんだ。

「お姉さん記憶良いんですね」

「私達はその2人の子供です」

「ええええ!!」

腰を抜かしそうになった。

確かに大人でステキな夫婦だったがこんなに大きなお子様が居るようには見えなかった。

「あと……」

「まだあるんですか…何か怖いんですが………」

「あと、上島明菜さんとウチの母は……親友です」

「えええええええ!!!」

驚く私に2人はケラケラ笑っていた。

「いやはや、驚きました。あ、なので私がやってるお店に来てくださったのですね」

「ううん。両親が行ったのはたまたまですよ。行った後に明菜さんと話ししてたので。世間って狭いですよね」

「ほんと狭いですね、驚きました」

「さらにもっと言うと………ウチの母は………ってもう私の話はいいや。お姉さん何か世間狭いなって出来事なかった?今までに?」

「凄い気になる所でやめるんですね」

私は聞きたいようなこれ以上聞くと身が持たないような複雑な心境だった。