「ぷはぁ…」 唇が離れ、息を吸うと月沢(つきさわ)くんが後ろから右肩に顔を埋めてきた。 「あの、私、どうすれば…」 「…好きにして」 そう言われても……どうしよう……。 あ…!? 私は考えた末、バッと振り返る。 「……怜王(れお)くん」 月沢(つきさわ)くんが両目を見開いた瞬間、 ちゅ。 私は月沢(つきさわ)くんの心臓にキスを落とす。 あの時は酔ってたけど、怜王(れお)くんってやっとちゃんと呼べた……。 私の両目からぽろぽろと涙が零れ落ちる。 「…嬉しい」 「月沢(つきさわ)くんが生きてるのが」 「こうして来てくれたことが」