総長、私のリボンほどいて。🎀


「ったく、泣いてんじゃねぇよ」
 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんがTシャツの袖で私の涙を拭う。

「……理由聞かないの?」

「お前が話したくなった時に聞くわ」

 私の胸がきゅっと痛む。

 そんな時は、きっとこない。
 月沢(つきさわ)くんとのことは絶対に秘密だから。

 でも高校に行く元気出た。

「…氷雅(ひょうが)お兄ちゃん」

「なんだよ?」

「一緒に夜更かししてくれてありがとう」
 お礼を言うと、
 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんは照れ臭さを隠す為か私の頭をぽんと叩いた。