「緑谷(みどりや)、やれ」 「きゃっ」 緑谷(みどりや)くんに壁に押し付けられる。 「お前、ちゃんと押えてろよ」 「わーかってるって」 「ストレス発散って…?」 私は恐る恐る尋ねる。 「この状況でまだ分からねぇの?」 赤羽(あかばね)くんが私の制服のリボンを乱暴に掴む。 「“悪いこと”すんだよ」 ニヤリと笑うとリボンからパッと手を離し、今度はほどこうとする。 私の顔が、みるみるうちに青ざめていく。 あ、やだ。 やだやだやだ。 ほどかないで。 私はぎゅっと潤んだ両目を強く瞑る。 月沢 (つきさわ)くん!!