イケメン総長は、姫を一途に護りたい

「もっともっと、咲姫にキスしてやりたいけど…。これ以上したら歯止めが効かなくなるから、今日はこれで我慢しておくな」


千隼くんは乱れた布団を整えると、わたしの上にかけてくれた。



突然、千隼くんの目の色が変わってキスを求められたとき…。

まったく拒むことができなかった。


それに…あんなキスされたら、夢中になるに決まってるじゃん。



その熱いキスのせいだろうか…。

わたしの熱は、翌日も下がらなかった。


昨日よりも、食欲はあるんだけどなぁ。


今日も1日寝て過ごし、千隼くんが学校が終わって帰ってくるのを待っていた。



「…悪い!遅くなった!」


6限が終わってから、いつもよりも30分ほど遅く、千隼くんが戻ってきた。


「今日、日直で…。日誌が書けてないからって、ひょろ富士に呼び出されてた」