一番に千隼くんにこの制服姿を見せたかったのに、残念。
わたしが1人で寮から学校へ向かうと、やっぱり…というか――。
男の子の視線が浴びせられているのがわかる。
だって、この間まで私服登校していたわたしが、今日から制服。
しかも、このセーラー服だって、女子生徒がいなかった皇蘭中学の男の子にとっても、目にするのは初めてだろう。
「それが、女子の制服なんだ!」
教室に着いたわたしの周りには、制服姿を一目見ようと、たくさんの男の子が集まってきていた。
千隼くんもそばにいないから、ここぞとばかりにわたしの席に歩み寄る。
興味なさそうに1人で席にいるのは、赤髪のレイくんだけだ。
「咲姫ちゃんってどんな服着ても似合ってたけど、制服が一番似合ってる!」
「ほんとほんと!モデルにでもなれるんじゃないの!?」
わたしが1人で寮から学校へ向かうと、やっぱり…というか――。
男の子の視線が浴びせられているのがわかる。
だって、この間まで私服登校していたわたしが、今日から制服。
しかも、このセーラー服だって、女子生徒がいなかった皇蘭中学の男の子にとっても、目にするのは初めてだろう。
「それが、女子の制服なんだ!」
教室に着いたわたしの周りには、制服姿を一目見ようと、たくさんの男の子が集まってきていた。
千隼くんもそばにいないから、ここぞとばかりにわたしの席に歩み寄る。
興味なさそうに1人で席にいるのは、赤髪のレイくんだけだ。
「咲姫ちゃんってどんな服着ても似合ってたけど、制服が一番似合ってる!」
「ほんとほんと!モデルにでもなれるんじゃないの!?」



