また風に抱きしめられるまで、何時までもここでずっと待っている

恋愛(ピュア)

泡沫湖月/著
また風に抱きしめられるまで、何時までもここでずっと待っている
作品番号
1658809
最終更新
2022/04/04
総文字数
20,395
ページ数
11ページ
ステータス
未完結
PV数
324
いいね数
0
『生まれ変わったら、何になりたい?』



『風になりたい。世界を自由に飛び回って、色んなものを見るの。』



『いいね、名案だよ。じゃあ、2人で風になろうよ。一緒に、色んなものを見よう。』



『楽しそう。向こうの世界に行ったら、神様にお願いしてみよう。』



・:+°。・‥✩.*。.:*:+°。・:+°‥✩.*。.:*



そんなくだらない来世の話が、楽しかった。

君のわらった顔を見るのが、大好きだった。


だから、


きみと一緒なら、何も怖くない。


次は2人で風になろう。


ほら行くよ。せぇの、、、



あらすじ
明日が来ないことを願い続け、生きることを諦めようとした少女 波澄 ふう。
ある日、少年 雨宮 凪に引き止められ、2人で一緒に死ぬことを提案される。それから数日間、一緒に過ごすとともに、凪の死にたい本当の理由を知って…。そしてふうの前に「管理者」と名乗る和服姿の男女が現れていた。
決して幸せとはいえない人生だった2人。でも、2人で過ごした数日間は、少しだけ、生きてきた意味を知れたのかもしれない。

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