「仲間にはなるつもりはない…。だが、時が来るまでは…俺はお前たちの近くにはいる。」 俺がそう言うと、また訳が分からないという顔であたしを見る5人。 「……それでもいい。その時が来るまでに…お前の口から仲間になりたい、と言わせてやる。」 神崎蓮斗はすぐさまそう口を開いた。 そんなことは絶対に言わない。 「……今まで通り、呼び方は夜…でいいの?」 「…別にいいよ。」 「了解だよ~」 あたしの本名…は、誰も知らない。 ”あの人”ですら…。 教えてはいないから。