「…ムリ。」 「何故だ。」 「……なんでも。」 神崎蓮斗…。 あたしはあんたを見てろって言われただけで…仲間になれとは言われていない。 「チッ…。」 「……帰る。」 空気が重くなったのを感じて、あたしは屋上から出た。 はぁ…。 仲間なんて”くだらない” 慣れ合いなんて…大嫌いだ。 あたしは、授業に出ずそのまま真っ直ぐ家に帰った。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄… 「絶対逃がさねぇ…。」 「蓮斗が珍しいネ☆」 「フッ…面白いことが起こりそうだね。」 彼がそう話してるなんて思っても居なかった。