オフィスラブは突然に〜鬼部長は溺愛中〜

「俺の柚って…」

「ああ、俺と一緒で妹って感覚なんで」

「そうなのか?」ギロッと圭吾を睨む。

「コワッ」

「こう見えて、圭吾には嫁も子供もいるんで」

「そうなのか?」

「俺は、可愛い嫁一筋なんで」

「それは素晴らしい。椎名響だ。よろしく」

「ちょっ、態度違いすぎない?」

「「プッ」」双子は吹き出す。

「圭ちゃん迎えに来てくれてありがとう」

「ああ。車止めてるから行こう」

 空港からは車で一時間弱。車がないと不便だ。

 最初の微妙な空気はなくなり、車では会話が弾む。後部座席に乗った柚と響は手をつなぎ、イチャイチャしている。

 運転の圭吾と楓は、久しぶりの再会に近況報告が止まらない。

 車は壮大な景色の中を走り抜け、突然見えてきた大きなゲート。

『ミヅキリゾート』と大きな看板があり、その先には白樺並木の緩やかな上り坂が続く。

「ミヅキリゾート⁉️」響が驚きの声を上げる。