オフィスラブは突然に〜鬼部長は溺愛中〜

 柚の知らない所で、響と楓は連絡を取り合い北海道への日程調整をしている。

「楓は土日休めそうか?」いつの間にか、楓と呼びすてになっている。

「来週末なら何とか。宿泊先とかはこちらで手配するから、飛行機頼んでいい?」こちらもタメ口になっている。

「ああ。そういえば、楓達のご両親は何をされてるんだ?」

「まあ。行ったらわかるから、楽しみに。響さんの所は、大学病院の教授なんでしょ?柚が驚いてた」

「まあ。俺には関係ないけどな」

「確かに。で、今回はうちの親に会ってどうするの?」

「そうだ。その事で相談があったんだ」

「何?」

「今回は、柚との交際を認めてもらって、同棲したいとお願いしようと思って。柚と同棲したら、楓一人になるだろ?」

「俺?俺の事は気にしないで。何なら会社の近くのワンルームにでも引っ越すし」

「そうか。それなら良かった。ご両親に認めてもらったら、やっと身も心も俺のものにする」

「ブブーッ」電話の向こうで吹き出す音が聞こえた。