いつもの日常。仕事が終わってから二日に一度は響のマンションに寄って、響のために食事の用意をするのが楽しみになっている。平日は不規則な響を待たずに帰宅する。
そして、週末の金曜から日曜の夜までは、響の家でのんびりと過ごす。だが、柚のペースに合わせまだキスしかしていない。響の中では、それ程までに大切にしたい存在なのだ。
そんな平和な日常に、柚は異変を感じた。平日、響のマンションから自宅に向かって歩いていると、どこからか視線を感じた気がした。響のマンションに寄らず帰った日は何も感じない。
最初は気のせいかと思っていた。それが続き、今度は柚のマンションのポストに、住所や切手のない、直接投函された柚宛の手紙が入るようになった。その手紙は、柚が響のマンションに寄らずに帰った日に入っている。
中には一枚の便箋。
『別れろ』と赤字で大きく書かれている。
柚が響のマンションに寄ると、楓の方が帰りが早い日がある。その事も把握しているようだ。
そして、週末の金曜から日曜の夜までは、響の家でのんびりと過ごす。だが、柚のペースに合わせまだキスしかしていない。響の中では、それ程までに大切にしたい存在なのだ。
そんな平和な日常に、柚は異変を感じた。平日、響のマンションから自宅に向かって歩いていると、どこからか視線を感じた気がした。響のマンションに寄らず帰った日は何も感じない。
最初は気のせいかと思っていた。それが続き、今度は柚のマンションのポストに、住所や切手のない、直接投函された柚宛の手紙が入るようになった。その手紙は、柚が響のマンションに寄らずに帰った日に入っている。
中には一枚の便箋。
『別れろ』と赤字で大きく書かれている。
柚が響のマンションに寄ると、楓の方が帰りが早い日がある。その事も把握しているようだ。



