周りからそう言われるほど、私たちの関係は変わっていると思う。世の中の幼なじみは付き合ってなくても同居するものなの?
大学生になっても、前くんの謎すぎるルールは続いた。サークルは入ってもいいけど男子と関わるな、バイトはするな、門限は夜の19時までなどなど……。ここまでくると、過保護とかそんなレベルじゃないよ。でも、一つでも破ると怖いからな。
そんなある日、廊下を歩いていると教授に呼び止められた。
「小日向さん、留学に興味はない?」
聞けば、交換留学生を今募集しているという。留学先は私が行ってみたいと思っていたカナダ。もちろん、断る理由なんてない!
「行きたいです!」
「なら、手続きを進めておくわね」
教授はニコリと笑い、私も初めて行く海外に期待を膨らせていた。だが、どこで話を聞いていたのか、家に帰るなり不機嫌な顔をした前くんに言われる。
「お前、留学するって本当?」
「えっ、聞いてたの?」
驚く私に対し、前くんは近付くと私を壁際に押し付け、壁に手を当ててくるから逃げ場を失ってしまう。壁ドンってもっとキュンキュンするものって聞いたんだけどな。こんなに怖い壁ドンってある?
大学生になっても、前くんの謎すぎるルールは続いた。サークルは入ってもいいけど男子と関わるな、バイトはするな、門限は夜の19時までなどなど……。ここまでくると、過保護とかそんなレベルじゃないよ。でも、一つでも破ると怖いからな。
そんなある日、廊下を歩いていると教授に呼び止められた。
「小日向さん、留学に興味はない?」
聞けば、交換留学生を今募集しているという。留学先は私が行ってみたいと思っていたカナダ。もちろん、断る理由なんてない!
「行きたいです!」
「なら、手続きを進めておくわね」
教授はニコリと笑い、私も初めて行く海外に期待を膨らせていた。だが、どこで話を聞いていたのか、家に帰るなり不機嫌な顔をした前くんに言われる。
「お前、留学するって本当?」
「えっ、聞いてたの?」
驚く私に対し、前くんは近付くと私を壁際に押し付け、壁に手を当ててくるから逃げ場を失ってしまう。壁ドンってもっとキュンキュンするものって聞いたんだけどな。こんなに怖い壁ドンってある?

