【はる said】
「ただいまぁー」
「おかえり」
家に帰ってくると変わらない日常があった。
すぐ自分の部屋に着くなり、スマホの通知を見る。
やっぱり…来ないよなぁ
『変わりたい』
今更私たち変われるのかな。
よく分からない。
日記を見られたのは、最悪だった。
でも見られたのが月城くんで良かった。
ん…?
通知だ、、、。
『月城 蒼』
あっ 来た。
「よろしく」
とだけ書いてある。
「よろしくね」
そう返した。
何か続けないといけない…
いや、続けたい、、
まだ知らないことが沢山ある。
「何かやりたい事ない?」
「変わりたいって言ってたけどどうやって?」
私は我慢できなくて質問した。
彼から帰ってきた言葉に驚いた。
「夢野さんは? やりたいことないの」
「なんでもいいから言って」
……。
「じゃあ明日、一緒に帰ろう。」
とだけ打った。
好きとか、そういうものではなくてただ、LINEで話すことは嫌だった。
直接伝えないと分からないから。
親友が不登校になって、なんであの時もっと話しておかなかったんだろうとすごく後悔したことがある。
何気なく『じゃあねー』と言って解散したあの日が親友と登校できる最後の日だった。
その時、伝えられるのは今だけという事を知った。
絶対なんてこの世になくて、伝えなきゃ分からないし、LINEでは足りない。
だから私は直接にこだわる。
親友とは高校に入って1度あっただけでそれ以降忙しくて会えていない。
会いたいなぁ…。
元気にしてるかな。
心の中でこんなこと思っても親友に伝わるわけが無い。
だから伝えなきゃいけない。
後悔しないように。
今の私、たくさんの後悔をしているから彼のようにずっと縛られてきた。
恨みや憎しみをずっとずっと抱えながら。
この感情を私は消したいかな。
無理だけど。
消したいと思っても消えなかった。
この表現の方が正しい。
彼からまた返事があった
「分かった。 また明日」
なんとなく安心した。
親友やNが不登校になって、私の毎日に友達がいることが当たり前じゃなくなった。
だから雛璃と交わす
『また明日』
『おはよう』
『おやすみ』
が凄く凄く大切。
そして明日も安心だと確信が持てるお守りのような言葉。
月城くんにとっては何気ない言葉なのかもしれないけれど、嬉しかった。
こんな些細なことで幸せを感じる今、本当に私は恵まれているんだと思う。
過去のしんどかった毎日のおかげでそう思えるようになった。
だからあの毎日は無駄ではなかった。
そう思い込むしか自分が報われなかった。
こんな私は弱いですか。
「ただいまぁー」
「おかえり」
家に帰ってくると変わらない日常があった。
すぐ自分の部屋に着くなり、スマホの通知を見る。
やっぱり…来ないよなぁ
『変わりたい』
今更私たち変われるのかな。
よく分からない。
日記を見られたのは、最悪だった。
でも見られたのが月城くんで良かった。
ん…?
通知だ、、、。
『月城 蒼』
あっ 来た。
「よろしく」
とだけ書いてある。
「よろしくね」
そう返した。
何か続けないといけない…
いや、続けたい、、
まだ知らないことが沢山ある。
「何かやりたい事ない?」
「変わりたいって言ってたけどどうやって?」
私は我慢できなくて質問した。
彼から帰ってきた言葉に驚いた。
「夢野さんは? やりたいことないの」
「なんでもいいから言って」
……。
「じゃあ明日、一緒に帰ろう。」
とだけ打った。
好きとか、そういうものではなくてただ、LINEで話すことは嫌だった。
直接伝えないと分からないから。
親友が不登校になって、なんであの時もっと話しておかなかったんだろうとすごく後悔したことがある。
何気なく『じゃあねー』と言って解散したあの日が親友と登校できる最後の日だった。
その時、伝えられるのは今だけという事を知った。
絶対なんてこの世になくて、伝えなきゃ分からないし、LINEでは足りない。
だから私は直接にこだわる。
親友とは高校に入って1度あっただけでそれ以降忙しくて会えていない。
会いたいなぁ…。
元気にしてるかな。
心の中でこんなこと思っても親友に伝わるわけが無い。
だから伝えなきゃいけない。
後悔しないように。
今の私、たくさんの後悔をしているから彼のようにずっと縛られてきた。
恨みや憎しみをずっとずっと抱えながら。
この感情を私は消したいかな。
無理だけど。
消したいと思っても消えなかった。
この表現の方が正しい。
彼からまた返事があった
「分かった。 また明日」
なんとなく安心した。
親友やNが不登校になって、私の毎日に友達がいることが当たり前じゃなくなった。
だから雛璃と交わす
『また明日』
『おはよう』
『おやすみ』
が凄く凄く大切。
そして明日も安心だと確信が持てるお守りのような言葉。
月城くんにとっては何気ない言葉なのかもしれないけれど、嬉しかった。
こんな些細なことで幸せを感じる今、本当に私は恵まれているんだと思う。
過去のしんどかった毎日のおかげでそう思えるようになった。
だからあの毎日は無駄ではなかった。
そう思い込むしか自分が報われなかった。
こんな私は弱いですか。
