そんなこんなで学校に着いて、ルンルンで下駄箱をあける。


「…」


パタン。

そして閉める。


「優花?どうしたの?」

「用事思い出しちゃった!美琴、先に行ってて〜」

「分かった」


美琴が去ってしばらくしてから、もう一度下駄箱を覗く。



「…ないなぁ」



上履きが。

あるのは、



『調子乗んな、ブス』



私宛のお手紙。



…ふむふむ。

お手紙の差出人はなんとなく検討ついてる。

多分、唯くんファンのあの女子グループ。



さーて、宝探しならぬ上履き探しにまいりますかね。

ひとまず職員室でスリッパを調達だッ!レッツゴーゥ!