ふっと懐かしい公園が 目に入った。 この公園… 小さい頃拓矢とよく 遊んだ公園…。 あたしはその公園に 足を踏み入れブランコに そっと腰かけた。 太陽もそろそろ沈む 晴れた夕方。 空は真っ赤。 小さい頃が鮮明に蘇る。 『懐かしいなあ。』 あたしはボソリと呟いた。 『だな。懐かしいな。』 『えっ?』 目の前には拓矢。 『なっ何でいるの!?』