『う〜寒い…』

まだ冬とわ言えない11月。

『おい、咲鼻水垂れてんぞ』

と、言いながらあたし
の頭を叩くのは幼なじみの
拓矢。

サッカー部で気さくな
拓矢はよくモテる。


『たっ垂れてないし!!バカ!!』

なんて憎たらしい
言葉を拓矢に吐きながら
ずかずかと拓矢より
先を歩く。


付き合ってる訳でもないのに
朝は毎日一緒に登校
してくれる拓矢。




そんなあなたはみんなから
人気であたしなんかより
ぜんぜん輝いてて…


でもそんなあなたが
あたしは大好きです。