私、夢を叶えますっ！

それから、ｱﾝｺｰﾙを含めた全ての曲が終わるまで、２時間半・・・

ｽﾃｰｼﾞで駆け回り、歌い、笑い、話している圭以外、目に入らなかった。


それまで、大音量の歓声に耳を痛めていたことが

嘘のように、今は圭の声以外何も聞こえなかった。


こんな気持ち初めて・・・


これが・・・恋・・・？

「今日は本当にありがとう。
また会える日を待っているからねｯ！」

そう言って、ZENがｽﾃｰｼﾞ脇に消えていった後も歓声は止まない。


私は、冷めない興奮の中、１人涙が止まらなかった。