倒れるぅ~~~ (ひゃ~~~~~~~~~~~!!) そう思った。 (あれっ? 痛くない・・・) 倒れそうになった私を支えてくれたのは、その目の前の男の人だった。 抱きしめられる形で、私を受けとめてくれたんだ・・・ってか、 「あーーーーーーーっ! すっすみません・・・」 慌てて、飛びのく私に、 「あっ、急に動くとまた倒れるよっ!」 そう言って優しく微笑んだその人。 ドクンッ 心臓が大きく鼓動を打つ。