「そんなことがあったんだ。」 話終えると唯ちゃんは少し考え込むようにしてそう言った。 「あのさ、一つだけ聞くね。なっちゃんは日向君に嫌われたくなかったの?」 思ってない質問に硬直してしまう。 私は日向君に……どうなんだろう。 嫌われたくないというか、最初は日向君が私のことを嫌ってるみたいだった。 でも、それに対して、特別に思うことなんてなかった…… 嫌われてるなら、こっちから関わんなければいいって。 今日日向君と一緒にご飯を食べてるときは……