午前2時の青春。【完】







「高校生?」



突然沈黙を破ったのは彼。

しかも「高校生?」なんて脈略が無さすぎて頭にハテナマークが浮かぶ。


「南高校生の制服でしょ、それ」


キョトンとした顔で彼の方を見れば制服を指さされああ、と理解する。



「そうです。南高校です」

「何年生?」

「二年ですけど⋯」

「そっか」



それっきり彼は何も喋らず、何の為の会話だったのちんぷんかんぷんだ。

もしかして沈黙に耐えられずに咄嗟に話題を作ったとか?

⋯わからない。

でも、南高校だと言った時に彼が僅かに笑った気がしたものの、



「あの、」

「なに?」

「⋯いえ」


今笑いましたか?と聞く事も出来ず、また私たちの間には長い沈黙が続いた。