午前2時の青春。【完】



「よいしょ、」と言いながらゆっくりと起き上がった彼は自分の隣をポンポンと叩いて「座れば?」なんてわざとらしく首を傾げる。


「不良少女じゃないんですけど」


この前も言われた気がするけど全然嬉しくない。むしろ不快だと睨むけれど彼には何の効力も持たないみたいだ。


「今日もココアいる?」


と何食わぬ顔で返されて何だか悔しくなって頷いた。



私が頷いたのを見て軽く吹き出した彼は「ちょっと待っててねー」なんて言いながら自動販売機のある方へと向かった。





って私なにやってんの。

わざわざあんな危険な男にノコノコと近づいて、馬鹿なんじゃないの!?

と自分でも訳の分からない行動を取る自分に呆れ返る。


でも、何故だろう、彼は私を引き付ける何かを持っている気がする。



なんて、映画や漫画の読みすぎかな。