帰り道、ふいにトモキが立ち止まった。 人の少ない住宅街、街灯の灯りだけの薄暗さ。 トモキの熱情混じりの瞳を見てキスをするんだと悟った。 「亜芽」 「⋯、」 スッとトモキの手が頬に伸びてきて僅かに身を引くけれどそんなことトモキは1ミリも気付かない。 一度したからもうこういう事は頻繁にあるだろう。 それ以上のことだって近いうちに⋯。