午前2時の青春。【完】






「亜芽、これいる?」



放課後になりトモキと近くのファストフード店へと足を運ぶ。

トモキは自分の頼んだ新作ハンバーガーを私に見せた。



「それ、カツ丼味でしょ?」

「美味いから食べてみ」

「⋯ん、⋯本当だ」

「だろ?これ期間限定だけど常に販売しててほしいよなー」



そう言いながらパクパクとハンバーガーを齧るトモキを見つめる。




好きだと、思っていたんだけどなぁ。


子どもっぽいとか、趣味が合わないとか息が合わないとか、そういう事は多々あったけど他の男といるより楽しいし楽だし、好きだと思っていたんだけど⋯母の言っていたような感情はトモキには持てない。



でもトモキを好きじゃないと気付いたからといってすぐに別れるとかじゃない。


誠実ではないことは分かっていながらも、サリナとフミノリの事を考えたり、サリナたちに何か言われるだろうかとか、別れた方が面倒くさいかもしれないとか、色々ゴチャゴチャ考えてしまって結局はこのままでいる事を選んだんだ。