翌日、教室に入るとサリナが飛んできて私の前で手を合わせた。 「ごっめーん!亜芽!」 「サリナ⋯昨日大丈夫だったの?」 「うん!あの後夜中にフミノリが謝りにきてさー、もう泣きながら謝ってるからこっちも怒る気失せちゃって⋯!」 「そ、そうなの⋯」 「もう爆笑もんだよね!だから今回は許したけど次酒飲んだら即別れるわ、あんな奴」 パンパンと両手を叩きながらフミノリを貶すサリナ。 でも、こう見えてもサリナはフミノリのことを好きなんだろう。 心に黒いモヤがかかった気がする。