午前2時の青春。【完】





「愛することか⋯」

「うん。それってどういう感じ?」




優しく、切なく、表情を和らげた母の頭にあるのは父ではないだろう。




「それは人それぞれだと思うけどね」

「うん」

「私は、愛するってその人の為に全てを捨てられることだと思う」

「全てを⋯?」

「そう。他に大切なものがあったとしても、愛する人の前ではそれは何の力も持たないのよ」







私の目を見つめ綺麗に笑った母に何も言うことが出来なかった。