「お母さん、」
「まだ何かあるの?」
「恋って⋯好きってなに?」
私の言葉に母は考える素振りをしながら暫く考えた後、
「恋っていうのはその人ののとしか考えられなくなることかな。好きっていうのはその人を大切にしたいと思うことかな」
そう言った。
その人しか考えられなくなること⋯
大切にしたいと思うこと⋯
そんな気持ちをトモキに抱いたことなかった。
2、3日連絡取らなくても全然平気だし、大切にしようと思ってもトモキを一番になんて思ったことない。
「じゃあ、お母さん。愛するって?」
ここまで聞いたらそれも聞きたくてお母さんを見つめる。



