午前2時の青春。【完】



「っちょっと⋯、!」


僅かに開いた唇から舌が入り込んできてグイッとトモキの胸を押す。



「あっま、」


アイスクリームの名残だろうか、トモキは顔を顰めた後そう呟いた。


それと反対に私の口内には慣れない苦い味。





「トモキ⋯お酒飲んでる?」


そう呟いたとき、「亜芽コイツら酒飲んでる!」とサリナが叫び、年上の元彼が酒乱で散々な目にあった経験のあるサリナはフミノリに詰め寄って頭にゲンコツを食らわせた。




「いってーな!」

「あんたが未成年の癖に酒飲むからでしょ!?」

「だってよぉ」

「だってじゃねぇんだよこのクソ!」



本気のゲンコツを喰らい涙目のフミノリに対してサリナは怒り心頭でバッグを手に掴み部屋を出る。



「ちょ、サリナ⋯!」



私も慌ててサリナを追いかけようとするも手をトモキに掴まれて引き止められる。