「ていうかフミノリのあなたとか君のところをサリナに変えて歌うのめちゃくちゃ寒くない?」 「それはまあ⋯」 「恥ずかしいよね~」 そう言いながらもサリナの表情は優しくて、何だかんだサリナもフミノリのことが好きなんだと伝わってくる。 「トモキにも歌ってもらえば?亜芽~♪って」 「いやいやいや⋯トモキに歌われたら鳥肌立つ」 トモキがそう歌っているのを想像して本当に鳥肌が出てきたところで⋯ 「何が鳥肌?」 タンバリンを持ったトモキがドン、と私にぶつかる様に隣に座ってきた。