午前2時の青春。【完】




「あっ⋯、」


慌てて口を押さえるももう遅い。

男は私の方を見ながらニコリと微笑んだ。



「そう。地毛。ちなみにこの目もね」

「⋯そうなんですか」

「そうなんだよねぇ⋯怖い?」

「え⋯?」


ニコリと笑ったまま“怖い?”と聞く男の瞳の奥は一切笑っていない。

それに違和感を感じながらも私は思ったままを言った。