「あの⋯、」 「ちょっとまってて」 手を荒い終えた男はそう言ってトコトコとどこかへ行ってしまった。 「⋯ま、」 待っててと言われたって⋯こっちは早く帰りたいんだよ!と心の中で叫んでみるももちろん男に伝わるはずもなく、公園を出る男の背中を呆然と見送る。 ⋯本当、なんなのあの人⋯。 普通じゃない髪色に瞳の色してるし⋯人を殴ったりしてたし⋯⋯あああ、もう!考えれば考えるほど恐ろしくなってきた! 待っててと言われたけどそれに従う義理はないしさっさと帰ろうと公園の出口へと向かった。