午前2時の青春。【完】





「⋯⋯」

頭に浮かぶ“恐怖”の文字を消すように頭をブンブンと振り回してベンチへと再び足を進める。




「ヴゥ⋯、」

「っ!?」



足を進めた矢先、今度は人の呻き声のような音が聞こえて一気に鼓動がスピードを増した。



なんだ今の音⋯!?



流れる冷や汗、固まる足。



嗚呼どうしようっ⋯!すっごい怖いんだけど!


本当にオバケ⋯?


ドッ、ドッ、ドッ、と大きな音を刻む心臓を落ち着かせる様にゆっくりと大きく深呼吸をする。




するとまた、「ヴァァ⋯、」という呻き声が。



ビクッと身体が面白いくらいに跳ねてもうさっさと帰ろう、何も聞かなかった事にしよう!それがいい!なんて無駄に明るく言い聞かせながら来た道を振り返る。