「亜芽。大丈夫」
「⋯っ」
「俺は絶対亜芽の味方だから。大丈夫」
藍の言う“大丈夫”だから、“そうかもしれない”と思える。
「藍⋯、私、お母さんもお父さんも許せない。恨むわけじゃないけど許すことも出来ない」
いつか大人になったら許せる日が、全て受け入れられる日が来るのかな。
来るかもしれないし、来ないかもしれない。
それは誰にもわからない。
だけど私は今を生きているから。
その“今”は、許せない事で苦しんだり、大人になりきれない子どもだから寂しくなったり迷ったり傷ついたりすると思うんだ。
だからその時は。
「もしも私が辛くて辛くて寂しくてどうしようもなくなった時は傍にいてね」
弱い弱い私は藍を頼りながら、優しさに甘えながら、寂しさを抱えながら、それでもちゃんと前を向くって約束するよ。



