母は新しい人生を歩んでいく。
父もあの女と共に新しい家庭を築いていく。
そこに私はいない。
父は私を引き取ってくれたけれど、私の想像する未来に、父の築き上げていく未来に、私がいるところは想像できない。
それは自立とかそういう次元の話ではなく、私は必要ないと言われているようなそんな感覚だ。
ゆったりと行ったり来たりを繰り返す波。
こんな風に穏やかに過ごせたらいい。
毎日が穏やかで緩やかで、幸せと喜びに満ち溢れていたらいい。
でも、人生ってそうはいかない。
喜びも悲しみも苦しみも幸せも、どちらも躊躇なくやって来る。



