それからどれくらい藍と抱き合っていただろう。 気がつけばとっくにココアは冷めきっていて、手はかじかんで、遠くで除夜の鐘が聞こえていた。 でも時間の経過なんてどうでもいいくらい、藍と抱き合っている時間は何も考えずに済んだ。 ただその温もりに身を任せていればいい時間は落ち着いた。 やっと私たちが離れたのは私の涙が止まったからで、ボロボロに泣いた私の目は既に真っ赤になっていて腫れていた。 という事に気づいたのは藍が私の目元を優しく撫でたからで、その手の冷たさに一瞬ドキッとした。