「私⋯お父さんもお母さんも大っ嫌い」
「⋯」
「凄く嫌い。心から軽蔑する」
「⋯」
「それは本音なのに何でだろうね、藍」
「⋯」
「私は結局、2人の事が好きなのかな⋯?」
ポタリとジーンズの上に落ちた涙。
「お父さんとお母さんを求めてるのかなぁ⋯?」
好きとはちょっと違うかもしれない。
でも、他にしっくりくる言葉が見つからないの。
嫌いだし、どうしようもない親だと思うし、軽蔑してるのに、母に帰って来て欲しくて、父にもっと話を聞いて欲しいんだ。
まだまだ捨てきれない理想を、諦められないんだ。
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