「藍っ⋯」 大晦日の、シンと静まり返った公園で、私の小さな掠れた声は呆気なく冷たい空気に飲み込まれて消えた。 その代わり、 「亜芽、どうしたの」 後ろからフワッと首に巻かれたマフラーの温もりとよく知る香りが私を包み込んだ。