午前2時の青春。【完】






それは今の藍の痛みにも言えることだ。



今だって藍の周りにはその見た目を揶揄する馬鹿な人間がいて、藍の噂を面白がってからんでくる奴らがいて。

実際に藍に関わらなくてもサリナたちのように噂話を楽しんで本気にして広めている人たちもいる。



その度に藍は傷つき怒り、悲しみ諦め、抗い、心に負った傷に絆創膏を必死に一人で貼っている。




髪を染める事もせず、カラーコンタクトをつけることもせず、自分らしく生きている。



私はそんな藍が心から尊敬し、羨ましく、愛おしい。



だからこそ、私がその痛み癒したいなんて自意識過剰かもしれないから、寄り添うくらいはさせて欲しい。

そしてもし藍が許してくれるなら、痛みや悲しみを半分分けて欲しい。




だって、昨日私は絶望しか感じなかった。

痛みしか感じなかった。

もう何でもいいやって、そう思っていたのに今は違う。



希望を抱いてるわけでも痛みが和らいだわけでもないけれど、何でもいいやとは思ってないから。