午前2時の青春。【完】







夕食が終わるとお母様が真っ赤ないちごの乗ったショートケーキを出してくれた。




「ごめんねぇ、もっと良いもの出したかったんだけどコンビニケーキなの、これ。亜芽ちゃんがお風呂入って時にこの人仕事帰り急いで買ってきてって頼んだのよ」



アハハと笑うお母様。
確かに言われてみれば普通のケーキより小ぶりなそれはコンビニに売っているデザートのケーキを皿に取り分けたようだけどどんなケーキとかは関係ない。



ケーキを準備してくれた事とか、お仕事帰りにわざわざ買って帰ってきてくれた事とか、そういう温かさが嬉しいんだ。




「嬉しいです、ありがとうございます」



私がそう言うとお母様は「食べよ、食べよ!」と微笑んだ。