藍と同じ様に目尻を下げて、口角をきゅっと上げて。
向日葵、というよりは夜桜の様な、見惚れてしまうくらい綺麗で儚くて⋯そんな笑顔。
「昨日から寝っぱなしだったから心配したけど、体調はどう?」
「っ全然大丈夫です!それよりすみません、色々ご迷惑お掛けしてしまって⋯」
「全然気にしないで!それよりお風呂入りたくない?」
「お風呂⋯ですか?」
「着替えは私がしたけれど、一風呂浴びたいでしょう?お湯はってあるから入ってきたら?」
流暢な日本語で話す彼女は思ったよりもハツラツとした性格のようで、「ほらほら」と言いながら恐らくバスルームがある方へと私の背中を押して進む。
その後ろで「母さん強引でごめんね」と藍の困った声がした。



