なんでこんな事⋯。
呆れるとか、ありえないとか、ムカつくとか、もうそんな事思っている余裕もなかった。
体の至る所を蹴られて、手やふくらはぎを踏まれて、ベチャッとぬかるんだ地面に片頬をつけた私に追い討ちをかけるようにサリナが蹴っ飛ばした泥の塊が顔にまとわりつく。
いくら女の力と言えど、3人がかりで蹴られたりぶたれたりすれば痛いに決まっている。
「やめっ⋯、ぅっ、」
時折蹴りが悪いところに入り息がしづらくなる。
やめて、と訴えても3人は冷たい瞳をして笑いながら私を痛めつけていく。
何度も、何度も、蹴られたり酷い言葉を投げられたり⋯⋯。
こんなのもう、傷害事件じゃないか。



