午前2時の青春。【完】






正反対の感情が同時に湧き立ち、なんの反応も示せずにいる私をサリナが嘲笑する。





「なに、その顔。元カレにも裏切られて可哀想」


「⋯っ」


「どんな別れ方したのか知らないけど、トモキ相当あんたの事恨んでるから。アイツムカつくんだって何度もトモキの口から聞いたし」


「⋯、」



確かに私はトモキを傷つけてしまったのかもしれない。

だけど、だからって⋯。

サリナたちと関係が悪くなったことを知っていながらそんな嘘を⋯。




「トモキよぉく教えてくれたよ?亜芽が今まで私たちの事どう思ってたのかってことを」


「⋯アヤカ、」


「私はぶりっ子で空気が読めなくてウザイんだっけ?」


「私は煩くて馬鹿でどうしようもない奴で?」

「私はいじめっ子気質で性格悪くてケバくて?今はフミノリで落ち着いてるけど本来はビッチなんだっけ?」




アヤカもキエもサリナも、不自然に笑顔を作りながら一歩私に近づく。




「酷いね。こんな悪口言いながら私たちと一緒にいたんだね」



笑みの消えた3人の顔はとても怖く冷たいものだった。