翌日も、3人は私を透明人間として扱った。


その翌日も。


そして父が出張から帰って来て「お土産」といいながらなんだかよく分からないお菓子を買ってきた。




「お母さんと2人で食べなさい」


母を愛していないなら、私のことなんてどうでもいいなら、そんな物も言葉もいらないのに。



そのいい加減な優しさが、また私をムシャクシャさせた。



だけど悔しいことに父の買ってきたお土産は美味しく、私の好きなイチゴがベースのクッキーだった。