午前2時の青春。【完】





薄まった下水の臭い、としか表現しようのないその匂いにキエたちに対する怒りよりも絶望の様なものを感じる。



もう、無気力になる感じ。



はぁ、と。

このくっさい制服と自分自身を、どうしようと。





「惨めだな、お前」



キエの言う通り今の私はとても惨めだ。

水ぶっかけられて、怒ることも睨むことと言い返すこともやり返すこともぜす、ただ項垂れてポタポタと毛先から落ちていく水滴を見ているだけだなんて。

惨めにも程がある。





だからと言って今更キエたちに謝り媚びる事なんて絶対しないけれど。

この人たちと同じ様に藍を蔑むくらいならこの臭い水だって何度でも被ってやるけれど。




けどさすがにそれを宣言する気力は今はなく、濡れたスカートの裾をぎゅっと握り締めることしか出来なかった。