午前2時の青春。【完】






「黙っていたら良かったのに」


「⋯サリナ?」


「私、あんたのこと結構気に入ってたのに、ね。亜芽?」



そう言って私の目線に合わせる様にしゃがんだサリナはそっと、私の頬を一撫でした。



「亜芽って馬鹿じゃないし、空気読んでくれるし。一緒にいて楽だったのに」


「⋯」


「たまにちょっといい子過ぎちゃってウンザリしちゃう時もあったけど基本的に亜芽のこと気に入ってたのに⋯」


「⋯」


「でもやっぱりウザイものはウザイのね。調子乗っちゃったのかな?独りぼっちだったあんたを私たちは救ってあげたのに」




さっきまでの冷たい表情とは違って悲しんだり困ったり、緩やかに笑ったりと色々な表情を見せながらそう言ったサリナに底知れぬ恐怖心を感じた。




確かに⋯、独りぼっちだった私を救ってくれたのかもしれない。

グループが出来上がっていて、入学早々風邪を引いて出遅れた私を3人は受け入れて救ってくれたのかもしれない。



感謝するのは悪いことではない。

恩を感じるのは変なことではない。


でもそれを盾に、上下関係を築くのは違うんじゃないの?


恩がある私が言うのもまた間違っているのかもしれないけれど、サリナの言葉は─────、