午前2時の青春。【完】








「はあっ⋯、」



ボブっとベッドにダイブして目を閉じる。


ギュッと握った毛布と僅かに開いていたカーテンから覗く黄色い月。




やっぱりこういう時は藍に会いたくなる。


悲しいことや苦しいことがあると藍に会いたくなる。


嬉しいことがあっても藍に会いたくなるのかな?なんて思ったけれど最近の私は嬉しいことがない。

あるとすればそれは藍といる時以外には思い付かなくて。


寂しいつまらない毎日だなぁ、なんて嘲笑しながらも、それでも私には藍がいるだけでいいや。なんて恋人でも何でもない癖に勝手に思ったりしている。



でも、本当にそう思うんだ。



嬉しいことが共有出来たらそれはとても素敵なことなんだろうけど、嫌なことや寂しさを共有してくれるのはきっと、人生で出会う人間の中で極僅かな数しかいないと思うから。




私はとても恵まれているんだ。と思いながら眠りについた。