午前2時の青春。【完】










学校に行けば、サリナたちからの風当たりは強くなる一方だった。


日に日にエスカレートする嫌がらせはもう嫌がらせの域を超えていた。






「また⋯」




トイレに行くと床に私のメイク道具が散らばっていて、アイシャドウのケースは踏まれたのか何かをぶつけられたのか、はたまた投げ捨てられたのか、ヒビが入っていた。



ああ⋯、お気に入りのポーチまでもが無惨にトイレの床に落ちていて、大きな溜め息が零れる。




普段からガッツリメイクをする方ではないけれど、ここは校則も緩いし嗜み程度にはお洒落をしているつもりだ。

トイレに落ちたメイク道具はもう使いたくはないよなぁ。


アイシャドウなんかは休日出掛ける時にしかしないものの、アイブロウペンシルとか、リップとか、明日からどうしよう⋯。



というか、このメイク道具全部合わせたら金額だって痛いんだけど。全部ドラコスだけど。




悲しみ、屈辱、怒り。


もう、自分が今どんな感情なのかさえわからなくなってきた。