「藍。さっきはごめん。藍の言う通り私が間違ってた」 「⋯」 「私も藍といると安心出来るんだ。悲しいことがあると藍に会いたくなるんだ」 「うん」 「藍は私にとってそういう人なの」 ただの傷の舐め合い。 弱いもの同士の慰め合い。 そうかもしれない。でも、今の私にとってはそれでいい。それがいい。 「藍⋯寒いね」 そった藍の手に重ねた私の手をぎゅ、と握り返してくれた藍に、心が熱くなるのを感じた。